夜、急に歯がズキズキと痛み出して眠れない。休日で歯医者が開いていない。そんな経験をした方は少なくないと思います。大塚駅から徒歩4分の場所で2026年9月に開院した大塚LiA歯科でも、開院前から「夜間や休日の歯の痛みにどう対応すればよいか」というご相談を想定した準備を進めてきました。この記事では、自宅でできる応急対処法と、症状ごとの考え方、そして大塚エリアで休日・夜間に頼れる相談先について、院長である斎藤建瑠がお伝えします。
夜に歯が痛むときは、まず痛みの種類と経過を確認します

夜間の歯痛は「どのくらい強く痛むか」「何がきっかけで痛むか」によって、緊急度も原因も大きく異なります。慌てて対処する前に、痛みの性質を落ち着いて確認することが、翌日以降の受診をスムーズにする第一歩になります。冷たいものだけにしみるのか、何もしなくてもズキズキ痛むのかを整理してみましょう。
何もしなくてもズキズキ痛む場合は歯の神経の炎症が疑われます
冷たいものや温かいものに関係なく、拍動するようなズキズキした痛みが続く場合は、むし歯が神経(歯髄)まで達している可能性があります。厚生労働省 健康日本21アクション支援システム(旧e-ヘルスネット)によると、むし歯が歯の表層に限られる場合は、削らず再石灰化を期待しますが、むし歯がさらに進行して歯髄に達すると、歯髄を除去(抜髄)する必要があるとされています。当院の斎藤建瑠院長は、削る前に現状を正確に把握し、経過観察を含めた選択肢を提示する方針を大切にしていますが、神経まで達した炎症は自然に治まることがなく、放置すると悪化しやすい段階でもあります。
冷たいものにしみる程度の痛みは緊急度がやや低いことが多いです
冷たい水やアイスクリームで一瞬しみて、数秒〜数分で治まる場合は、比較的軽度な段階であることが多いとされています。ただし「しみる→治まる」を繰り返しているうちに徐々に進行するケースもあるため、痛みが軽いからと油断せず、翌日以降できるだけ早めに歯科を受診することをおすすめします。
顔の腫れ・発熱・口が開けにくい症状は早めの受診を検討する目安です
歯の痛みに加えて頬が腫れてきた、口が開けにくい、発熱があるといった症状がある場合は、炎症が周囲の組織に広がっている可能性があります。特に親知らずの周囲が腫れているケースについては、後述の智歯周囲炎の項目もあわせてご確認ください。
自宅では冷やし方と市販薬、避けたい行動を知っておくと安心です

夜間や休日で歯科医院がすぐに開いていないとき、自宅でできる対処は「一時的に痛みを和らげること」に限られます。応急対処はあくまで応急処置であり、根本的な治療にはならない点を理解したうえで、痛みの少ない過ごし方を選ぶことが大切です。
頬の外側からタオル越しに冷やすと痛みが和らぐことがあります
歯そのものや歯ぐきを直接氷で冷やすのではなく、濡れタオルや保冷剤をタオルで包んで頬の外側から当てる方法が一般的です。冷やすことで炎症部位の血流がゆるやかになり、拍動するような痛みが落ち着きやすくなるといわれています。冷やしすぎると組織を傷める可能性があるため、心地よいと感じる程度にとどめましょう。
市販の鎮痛薬は用法・用量を守って服用します
歯科医院で処方された鎮痛薬が手元にある場合はそれを、なければ薬局で購入できる鎮痛薬を、添付文書の用法・用量を守って服用します。歯や歯ぐきに直接薬剤を塗り込むような民間療法は、粘膜を傷つけたり症状を悪化させたりする可能性があるため避けたほうがよいでしょう。鎮痛薬はあくまで痛みを一時的に和らげるものであり、原因そのものを取り除くものではありません。
入浴・飲酒・うつ伏せ寝など血行を促す行動は痛みを強めやすいです
体を温める行動や飲酒は血流を良くする一方で、炎症部位への血流も増え、痛みを強めてしまうことがあります。就寝時は枕を少し高くして頭の位置を上げると、患部への血流の集中がやわらぎ、痛みが軽減するケースもあります。長風呂や熱いお風呂は避け、シャワー程度で済ませるのも一つの工夫です。
以下に、自宅での対処と避けたい行動を整理しました。
| 状況 | すすめられる対処 | 避けたい行動 |
|---|---|---|
| ズキズキ痛む | 頬の外側から冷やす/鎮痛薬の服用 | 患部を直接氷で冷やす |
| 就寝時に痛む | 枕を高くして休む | うつ伏せ寝・長時間の入浴 |
| 痛みが強い日中 | 用法用量を守った鎮痛薬 | 飲酒・カフェインの多量摂取 |
しみる・腫れる・詰め物が取れたなど症状によって考え方は異なります

「歯が痛い」といっても原因はさまざまで、症状によって受診の優先度も変わります。ここでは相談の多い3つのパターンについて、考え方を整理します。
冷たいものにしみて数秒で治まる場合は初期のむし歯や知覚過敏が考えられます
歯ぐきが下がって象牙質が露出していたり、初期のむし歯があったりすると、冷たいものへの一時的なしみが起こりやすくなります。この段階であれば、当院で導入している歯科用CT(3次元X線診断装置)や口腔内カメラで状態を確認し、経過観察で済むケースと、コンポジットレジンなどの処置が必要なケースを見極めることができます。
親知らず周囲の歯ぐきが腫れて痛む場合は智歯周囲炎の可能性があります
親知らず(智歯)の周囲が赤く腫れて痛む場合、智歯周囲炎という炎症が起きていることがあります。日本口腔外科学会によると、「親知らず」が半分しか頭を出さずブラッシングが十分にできず汚れがたまり、う蝕や歯周病になることがあるとされ、智歯周囲炎が周囲の軟組織や顎骨に波及して顔が腫れたり、口が開きにくくなったりすることがあると説明されています。腫れや口の開けにくさを感じたら、我慢せず早めの受診を検討してください。当院では歯科用CTで親知らずの向きや周囲の骨の状態を立体的に確認したうえで、抜歯の要否を含めた方針をご相談しています。
詰め物や被せ物が取れた場合は自己判断でつけ直さず保管して受診します
食事中などに詰め物や被せ物が外れることがありますが、市販の接着剤などで自己流につけ直すのは避けましょう。変形や誤飲のリスクがあるほか、内部でむし歯が進行していても気づきにくくなります。取れたものはティッシュに包まず、小さな容器やケースに入れて保管し、できるだけ早く歯科医院に持参してください。当院ではマイクロスコープ(肉眼の最大20倍以上に拡大できる機器)で内部の状態を確認し、再装着が可能かどうかを判断しています。
大塚で休日や夜間に痛んだときの相談先を知っておきましょう
歯科医院の診療時間外に強い痛みが出た場合、地域の休日・夜間応急診療の仕組みを知っておくと安心です。あくまで応急処置の場であり、その後のかかりつけ歯科医院での治療が前提になる点は押さえておきましょう。
豊島区には休日応急歯科診療の体制があります
豊島区歯科医師会によると、豊島区歯科医師会と豊島区が運営する休日歯科診療所があり、豊島区民以外の方も利用でき、豊島区池袋保健所あぜりあ診療所内で、電話予約のうえ受診できるとされています。診療内容は痛みなどを伴う場合の応急処置のみとなるため、根本的な治療は改めてかかりつけ医院で受ける流れになります。また豊島区の公式案内でも、休日診療所や休日応急歯科診療の実施内容が案内されており、緊急の場合以外は通常の診療時間内に各医療機関で受診するよう案内されています。
東京都歯科医師会の窓口でも地域の休日診療を確認できます
より広域の情報としては、東京都歯科医師会が案内を行っています。同会によると、都内の多くの郡市区において、休日(日曜・祝日・年末年始など)に歯が痛くなった場合でも歯科診療を受けられる体制を整えているとのことです。外出先や旅行中など、かかりつけ医院がすぐに分からない場合の参考になります。
当院は月〜土曜まで診療しており、当日のご相談も可能な場合があります
大塚LiA歯科は、JR山手線「大塚駅」から徒歩4分、都電荒川線「巣鴨新田駅」から徒歩6分の場所にあり、月曜〜土曜(9:45〜13:15/14:15〜18:15)診療しています。休診日は日曜・祝日ですが、平日や土曜に痛みが出た場合は、当日のご相談が可能な場合もあります。院内は個室・半個室の診療空間を採用しておりプライバシーに配慮しているほか、キッズスペースも完備しているため、お子さま連れの方も来院しやすい環境を整えています。初診時のお支払いは保険診療(3割負担)の場合でおおよそ3,000〜5,000円が目安で、現金のほかクレジットカードやデンタルローンにも対応しています。
夜間の激しい痛みでどうしても我慢できない場合は、まず地域の休日応急歯科診療の窓口に電話で相談し、応急処置を受けたうえで、翌診療日に初めての方へ(初診の流れ)からご相談いただく、という流れを想定しておくと安心です。
まとめ
- 夜間の歯痛はまず痛みの性質(拍動性か一時的か)と、腫れ・発熱の有無を確認することが最初のステップです
- 自宅では頬の外側から冷やす、用法用量を守った鎮痛薬の服用が対処の基本で、入浴や飲酒など血行を促す行動は避けましょう
- しみる・腫れる・詰め物が取れたなど症状によって緊急度は異なり、親知らず周囲の腫れは顎骨に波及して顔が腫れることがあるため注意が必要です
- 豊島区や東京都歯科医師会には休日応急歯科診療の体制があり、応急処置の後はかかりつけ医院での治療が前提になります
- 大塚LiA歯科は月〜土曜診療で、歯科用CTやマイクロスコープを使った診断のもと、削る前に現状を把握し選択肢を示す方針で診療しています
大塚駅・巣鴨新田駅周辺で歯の痛みにお悩みの方は、大塚LiA歯科までご相談ください。月〜土曜まで診療しており、当日のご相談も可能な場合があります。個室・半個室の診療空間とキッズスペースを備え、お子さまからご高齢の方まで安心して通っていただける環境を整えています。初めて受診される方は、初めての方へ(初診の流れ)で当日の流れや持ち物をご確認いただけます。電話番号は03-6903-5335です。
参考文献
[1] 厚生労働省 同システム「むし歯の治療の流れ」kennet.mhlw.go.jp
[2] 日本口腔外科学会「『親知らず』について|口腔外科相談室」jsoms.or.jp
[3] 日本口腔外科学会「歯および歯周疾患|口腔外科相談室」jsoms.or.jp
[4] 公益社団法人東京都歯科医師会「休日歯科応急診療案内」tokyo-da.org
[5] 公益社団法人東京都豊島区歯科医師会「休日応急歯科診療」toshima-da.or.jp
[6] 豊島区「休日・夜間診療案内」city.toshima.lg.jp